トト子様の奴隷
僕のご主人様は今、 「おそ松さん」にハマっています。
「おそ松さん」というのは、言わずと知れた赤塚不二夫の「おそ松くん」を原作に、作者の生誕80周年を記念して製作されたTVアニメの事です。
2015年の10月から翌年3月までテレビ東京で放映され、初回放送後から若い女性達の間で爆発的なブームが起こりました。
日本が高度経済成長期真っ只中の頃に流行った古めかしい作品が、なぜ今若い女性達にもてはやされるのか?
それは、原作では小学5年生だった六つ子達を成人させ、一人一人にイメージカラーを設定し、性格に個性を持たせた事。 オリジナルでは全員同じだった6人の顔に少しずつアレンジを加え、区別がつくようにした事。 作品全体をポップで可愛い現代風のイメージに一新した事。 それぞれの声に人気声優を起用した事などが要因と考えられます。
人気がうなぎ登りに上昇すると同時に様々な六つ子グッズが販売され、各種企業とのコラボ企画なども頻繁に展開されるようになりました。
番組が終了してすでに1年が経ちますが、その人気は衰えるどころか益々過熱しているようです。
六つ子に個性が与えられた事で、ファン達の間にもアイドルグループさながらの推しメンが生まれました。 彼女達はそれを「推し松」と呼ぶようです。
ご主人様は、六つ子の中でもクールでナルシストの「カラ松」推しで、カラ松girlsを自認しています。
元々可愛い系のキャラクターグッズなどを収集するのがご趣味だったご主人様ですから、もちろんカラ松グッズのコレクションにも熱を入れられています。
「生まれて初めてアニメイトに並んだの♡」とか「お姉ちゃんを誘っておそ松さんカフェに行ったの♡」などと、かなりご執心のご様子です。 その白魚のような美しい指先には、カラ松柄の痛ネイルが光っています。
さらには、配下のM松達に協力を仰ぎ、限定コラボグッズを入手させているというお話も伺っていました。
大の大人が、おそ松さんグッズを入手する為にコラボ牛丼を食べたり、コラボ菓子を買ったり、コラボドリンクを飲んだりして、その戦利品をご主人様に献上する姿ははたから見れば滑稽に映るかもしれません。 しかし、これぞ女王様に忠誠を誓う奴隷の正しいあり方だと思うのです。
かくいう僕もご主人様との待ち合わせ場所に、某デパートのおそ松さんグッズ販売スペースを指定され、高度な羞恥プレイを味わわせて頂きました。
場違いなオッさんが顔を赤らめながらご主人様のお姿を探し求め、若い女性たちの冷たい視線に晒されつつ、トレーディングスペースを行ったり来たりしている姿はさながら公開調教。 これではまるで変態です!
いや確かに僕は本物の変態ですが(^^;;
ご主人様は少し遅れていらっしゃいましたが、奴隷の事など眼中に無く、キラキラと輝くその美しい眼差しはカラ松グッズに釘付けです。 嬉々としてキャラクターのパネルを写メに収められるお姿はとても微笑ましい。
僕もご機嫌うかがいにその場でカラ松キーホルダー二種を献上させて頂いたのは言うまでもありません。 主への貢ぎ物は奴隷の勤めであります。
商品を見ながら無邪気にはしゃぐご様子は、獲物を狩るような厳しい眼差しで僕に鞭を振られる時のご主人様とはまるで別人のようです。
先日もご主人様のアニメイト巡りのお供をさせて頂き、バレンタインのお返しにキャラグッズをプレゼントさせて頂きました。
開封するまで中身の分からないトレーディンググッズが二個含まれていたので、店頭でご主人様の推し松が当たるよう念を込めてパワーを送りました。
グッズ売り場で5千円分位のグッズを買って差し上げて、その後おそ松さんコミックスの新刊を購入されるというご主人様と一緒に売り場を移動しました。
お目当ての商品を手にお財布を出してレジに並ばれているご主人様に「小銭ありますよ」と500円玉を差し出したところ「えー、いいの?」ととても嬉しそうになさいました。
ご主人様は僕のこの何気ない行動に痛く感動して下さったようで、「もう充分に買ってもらったのに、その一品にまで気の行き届く男性って他にいないよ」と、とても褒めて頂きました。 わずか400円くらいの商品ですが、金額じゃなくて心づかいが嬉しいのだそうです。
その後、お食事をご一緒させて頂いた際、トレーディンググッズの中身が気になって仕方ないご主人様は、席に着くとすぐさま箱を開封されました。
すると、僕の送ったパワー効果ではないでしょうが、それがご主人様の二大推し松だったのです!
「十四松きたーーーー‼︎」 「カラ松もきたーーーー‼︎」 嬉しい~!!(≧∇≦)キャハハハハァ
ご主人様のその時のお喜びようときたら本当に純粋無垢な少女のようで、こちらまでホッコリと癒され幸福感に包み込まれました。
まさにご主人様の歓びは奴隷の歓びと再確認した瞬間です。
奴隷を自認するならば、お仕えする女王様がご興味を持たれている事がらを理解するように努め、最大限に尊重すべきだと思います。
幸い僕は漫画やアニメ関連は好きですし、昔からコレクター気質もあり色々集めていましたので、ご主人様のお気持ちは充分に理解できるのです。
昭和40年代に、第一次ブームとなった原作版の「おそ松くん」は、僕も随分と夢中になって読んだものです。
大流行した“シェー”のポーズを撮った写真の、1枚や2枚は必ずアルバムにあると言われている世代です。
皇太子殿下からゴジラまで、みんな流行に乗ってシェーのポーズをした時代。
後に赤塚氏は「おそ松くん」はまだ貧しかった世相を反映し、「食べ物」をテーマにして描いたと回想していました。 確かに原作は貧乏くさいエピソードが満載で、現代の若い女性が夢中になるような内容ではありません。
しかし、キモ可愛くて生き生きとしたキャラクター群は赤塚漫画最大の魅力ですから、アレンジ次第で女性達のハートを射止めるのも理解できます。
以前ご主人様に、「天才バカボンのオヤジ」の中のお灸責めが好きなお巡りさんのエピソードをお話しした事がありました。
その時は、同じ作者が描いた「天才バカボン」をほとんどご存じなくてジェネレーションギャップを感じたものですが、「おそ松さん」では世代を超えて話題を共有できる事が何よりも嬉しかったです。
僕も当時、曙出版から刊行されていたおそ松くん全集をわずかな小遣いをやりくりしながら夢中で買い集め、今でも大切に所有しています。
実は何を隠そう、僕は幼年期に、おそ松くんに登場するトト子ちゃんのサディステックな魅力に心を奪われていた事があるのです。
まだマゾヒズムという言葉も、女王様の存在も知らなかったはるか昔のおもひで。
トト子ちゃんは顔立ちが整った美少女で六つ子のアイドル的存在ですが、意外にもその性格は男勝りで勝気なのです。 家業が魚屋さんなのでトト子。 彼女にはファイティング弱井というボクサーの兄がいます。
そんな兄の影響か、作品中には癇癪を起こしたトト子ちゃんが、六つ子に強烈なボディブローや蹴りを見舞うシーンや六つ子達を全員木に吊るすシーンなどもありました。
さらに自分の“美貌”を武器に六つ子達を操り、兄弟同士で争わせたり、最後に勝ち残ったおそ松にグーパンを食らわせたりとその女王様気質を発揮する事もしばしばです。
男が女性の暴力に屈するシーンに触れたのはこれが最初で、僕は幼い胸をときめかせ、その絵をおかずに小さなペニスを弄ったものでした。
今回のアニメ化ではその勝気な性格や、ボディブローの得意技もパワーアップしているようなので嬉しい限りです。
ご主人様は最近、ご自分の事をやや自嘲気味に「カラ松の奴隷」と仰っています。
カラ松に心を奪われ、グッズ収集に随分とお金と時間をかけているからだと思われます。
そして僕はそのご主人様の奴隷。
「トト子に貢ぎ隊」というネーミングのゲームもあるくらいですから、当然六つ子達はトト子ちゃんの可愛さの前に跪く奴隷でしょう。
つまりご主人様の奴隷である僕は、六つ子達の頭上に君臨するトト子ちゃんの奴隷でもあるわけです。
彼女は僕の幼き日のマゾヒズムの芽を育ててくれた女性キャラクターですから、あながち間違いではないかも鴨川。
今回の記事のタイトルの由来はそんなところからきています。
大変おそまつ様でした。 チャンチャン。
「おそ松さん」というのは、言わずと知れた赤塚不二夫の「おそ松くん」を原作に、作者の生誕80周年を記念して製作されたTVアニメの事です。
2015年の10月から翌年3月までテレビ東京で放映され、初回放送後から若い女性達の間で爆発的なブームが起こりました。
日本が高度経済成長期真っ只中の頃に流行った古めかしい作品が、なぜ今若い女性達にもてはやされるのか?
それは、原作では小学5年生だった六つ子達を成人させ、一人一人にイメージカラーを設定し、性格に個性を持たせた事。 オリジナルでは全員同じだった6人の顔に少しずつアレンジを加え、区別がつくようにした事。 作品全体をポップで可愛い現代風のイメージに一新した事。 それぞれの声に人気声優を起用した事などが要因と考えられます。
人気がうなぎ登りに上昇すると同時に様々な六つ子グッズが販売され、各種企業とのコラボ企画なども頻繁に展開されるようになりました。
番組が終了してすでに1年が経ちますが、その人気は衰えるどころか益々過熱しているようです。
六つ子に個性が与えられた事で、ファン達の間にもアイドルグループさながらの推しメンが生まれました。 彼女達はそれを「推し松」と呼ぶようです。
ご主人様は、六つ子の中でもクールでナルシストの「カラ松」推しで、カラ松girlsを自認しています。
元々可愛い系のキャラクターグッズなどを収集するのがご趣味だったご主人様ですから、もちろんカラ松グッズのコレクションにも熱を入れられています。
「生まれて初めてアニメイトに並んだの♡」とか「お姉ちゃんを誘っておそ松さんカフェに行ったの♡」などと、かなりご執心のご様子です。 その白魚のような美しい指先には、カラ松柄の痛ネイルが光っています。
さらには、配下のM松達に協力を仰ぎ、限定コラボグッズを入手させているというお話も伺っていました。
大の大人が、おそ松さんグッズを入手する為にコラボ牛丼を食べたり、コラボ菓子を買ったり、コラボドリンクを飲んだりして、その戦利品をご主人様に献上する姿ははたから見れば滑稽に映るかもしれません。 しかし、これぞ女王様に忠誠を誓う奴隷の正しいあり方だと思うのです。
かくいう僕もご主人様との待ち合わせ場所に、某デパートのおそ松さんグッズ販売スペースを指定され、高度な羞恥プレイを味わわせて頂きました。
場違いなオッさんが顔を赤らめながらご主人様のお姿を探し求め、若い女性たちの冷たい視線に晒されつつ、トレーディングスペースを行ったり来たりしている姿はさながら公開調教。 これではまるで変態です!
いや確かに僕は本物の変態ですが(^^;;
ご主人様は少し遅れていらっしゃいましたが、奴隷の事など眼中に無く、キラキラと輝くその美しい眼差しはカラ松グッズに釘付けです。 嬉々としてキャラクターのパネルを写メに収められるお姿はとても微笑ましい。
僕もご機嫌うかがいにその場でカラ松キーホルダー二種を献上させて頂いたのは言うまでもありません。 主への貢ぎ物は奴隷の勤めであります。
商品を見ながら無邪気にはしゃぐご様子は、獲物を狩るような厳しい眼差しで僕に鞭を振られる時のご主人様とはまるで別人のようです。
先日もご主人様のアニメイト巡りのお供をさせて頂き、バレンタインのお返しにキャラグッズをプレゼントさせて頂きました。
開封するまで中身の分からないトレーディンググッズが二個含まれていたので、店頭でご主人様の推し松が当たるよう念を込めてパワーを送りました。
グッズ売り場で5千円分位のグッズを買って差し上げて、その後おそ松さんコミックスの新刊を購入されるというご主人様と一緒に売り場を移動しました。
お目当ての商品を手にお財布を出してレジに並ばれているご主人様に「小銭ありますよ」と500円玉を差し出したところ「えー、いいの?」ととても嬉しそうになさいました。
ご主人様は僕のこの何気ない行動に痛く感動して下さったようで、「もう充分に買ってもらったのに、その一品にまで気の行き届く男性って他にいないよ」と、とても褒めて頂きました。 わずか400円くらいの商品ですが、金額じゃなくて心づかいが嬉しいのだそうです。
その後、お食事をご一緒させて頂いた際、トレーディンググッズの中身が気になって仕方ないご主人様は、席に着くとすぐさま箱を開封されました。
すると、僕の送ったパワー効果ではないでしょうが、それがご主人様の二大推し松だったのです!
「十四松きたーーーー‼︎」 「カラ松もきたーーーー‼︎」 嬉しい~!!(≧∇≦)キャハハハハァ
ご主人様のその時のお喜びようときたら本当に純粋無垢な少女のようで、こちらまでホッコリと癒され幸福感に包み込まれました。
まさにご主人様の歓びは奴隷の歓びと再確認した瞬間です。
奴隷を自認するならば、お仕えする女王様がご興味を持たれている事がらを理解するように努め、最大限に尊重すべきだと思います。
幸い僕は漫画やアニメ関連は好きですし、昔からコレクター気質もあり色々集めていましたので、ご主人様のお気持ちは充分に理解できるのです。
昭和40年代に、第一次ブームとなった原作版の「おそ松くん」は、僕も随分と夢中になって読んだものです。
大流行した“シェー”のポーズを撮った写真の、1枚や2枚は必ずアルバムにあると言われている世代です。
皇太子殿下からゴジラまで、みんな流行に乗ってシェーのポーズをした時代。
後に赤塚氏は「おそ松くん」はまだ貧しかった世相を反映し、「食べ物」をテーマにして描いたと回想していました。 確かに原作は貧乏くさいエピソードが満載で、現代の若い女性が夢中になるような内容ではありません。
しかし、キモ可愛くて生き生きとしたキャラクター群は赤塚漫画最大の魅力ですから、アレンジ次第で女性達のハートを射止めるのも理解できます。
以前ご主人様に、「天才バカボンのオヤジ」の中のお灸責めが好きなお巡りさんのエピソードをお話しした事がありました。
その時は、同じ作者が描いた「天才バカボン」をほとんどご存じなくてジェネレーションギャップを感じたものですが、「おそ松さん」では世代を超えて話題を共有できる事が何よりも嬉しかったです。
僕も当時、曙出版から刊行されていたおそ松くん全集をわずかな小遣いをやりくりしながら夢中で買い集め、今でも大切に所有しています。
実は何を隠そう、僕は幼年期に、おそ松くんに登場するトト子ちゃんのサディステックな魅力に心を奪われていた事があるのです。
まだマゾヒズムという言葉も、女王様の存在も知らなかったはるか昔のおもひで。
トト子ちゃんは顔立ちが整った美少女で六つ子のアイドル的存在ですが、意外にもその性格は男勝りで勝気なのです。 家業が魚屋さんなのでトト子。 彼女にはファイティング弱井というボクサーの兄がいます。
そんな兄の影響か、作品中には癇癪を起こしたトト子ちゃんが、六つ子に強烈なボディブローや蹴りを見舞うシーンや六つ子達を全員木に吊るすシーンなどもありました。
さらに自分の“美貌”を武器に六つ子達を操り、兄弟同士で争わせたり、最後に勝ち残ったおそ松にグーパンを食らわせたりとその女王様気質を発揮する事もしばしばです。
男が女性の暴力に屈するシーンに触れたのはこれが最初で、僕は幼い胸をときめかせ、その絵をおかずに小さなペニスを弄ったものでした。
今回のアニメ化ではその勝気な性格や、ボディブローの得意技もパワーアップしているようなので嬉しい限りです。
ご主人様は最近、ご自分の事をやや自嘲気味に「カラ松の奴隷」と仰っています。
カラ松に心を奪われ、グッズ収集に随分とお金と時間をかけているからだと思われます。
そして僕はそのご主人様の奴隷。
「トト子に貢ぎ隊」というネーミングのゲームもあるくらいですから、当然六つ子達はトト子ちゃんの可愛さの前に跪く奴隷でしょう。
つまりご主人様の奴隷である僕は、六つ子達の頭上に君臨するトト子ちゃんの奴隷でもあるわけです。
彼女は僕の幼き日のマゾヒズムの芽を育ててくれた女性キャラクターですから、あながち間違いではないかも鴨川。
今回の記事のタイトルの由来はそんなところからきています。
大変おそまつ様でした。 チャンチャン。