崇める歓び
ご主人様と初めてお会いしてから、今年の8月5日で丸5年になります。
奴隷契約書を交わしてから、8月26日で丸3年。
お印(焼印)を頂いてからは、丸2年の歳月が経過する事になります。
時の流れの速さを感じます。
僕にとって、こんなにも長く親しくお付き合いさせて頂いている女王様は初めてですし、もちろんこれからも、ご主人様さえよろしければ死ぬまで女王様と奴隷の関係であり続けたいと願っています。
初めてご主人様とお会いした時の衝撃は、今でも忘れません。
「世の中にこんなにも清楚で可愛らしいSMの女王様が、いらっしゃったんだ!」と感激したのです。
以来、ずっとご主人様の虜です。
過去に、このブログで「清純派だ!」「アイドルみたいに可愛いらしい!!」と何度も書いたら、数名の方にご主人様が誰であるか当てられてしまいました。
それだけSMの女王様としては希少なタイプの女性なのだと思います。
僕もそれまでご主人様のような女王様には、出会った事がありませんでした。
もちろん容姿が可愛いだけでなく、性格も柔和でお優しく、M男にも細やかな心配りをして下さる素敵な女性です。
調教時には、厳しい表情をされる事もありますが、普段はとてもにこやかです
ですから厳格でキツイご性格の女王様を望んでいるM男性には受けが悪いかもしれません。
その優しげな容貌から、SMクラブに在籍していた時は、ソフト嗜好のお客さんばかりに指名されていたようです。
しかし、優しいお顔の奥に秘められたサディスティンとしての資質は、僕が過去にお会いした二百余名の女王様のどなたよりも素晴らしいものでした。
お好きなプレイは鞭やケインなどの打撃系。 お望みのプレイはカッティング。
血を見るのがお好きで、僕が流血するととても興奮されてお喜びになります。
そのギャップが、またたまらない魅力でもあるのです。
ご主人様は僕にとってSM歴30年にして唯一、主従関係を築かせて頂いた女王様です。
お店を離れて、女王様と個人的に交際させて頂くのも初めての経験でした。
だから余計に夢中になったのかもしれません。
様々なものを失って、どん底の時期にお会いした事も重なり、僕は現実から逃避するようにご主人様に傾倒していきました。
ご主人様は「お互いの孤独オーラが私たちを引き合わせたのかもね。」と仰いました。
ご主人様もお若くていらっしゃるのに、プライベートでは色々とご苦労をされているようです。
そうしたご経験が、他人への優しさや人間的な奥行きの深さに繋がっているのだと僕は理解しています。
かつて、僕にとってSMクラブは、抑えきれなくなった被虐的欲求を解消する為の場に過ぎませんでした。
女王様が女優であっても、マゾヒズムが予定調和であっても、そんな事は一向に構わなかったのです。
その快楽は刹那的で、日常生活とははっきりと区別されていました。
ところがご主人様の魅力に取り憑かれ、専属奴隷になりたいと願うようになった頃から、僕の気持ちは一変しました。
寝ても覚めてもご主人様の事ばかり考えるようになり、お会いしたくて寂しさに枕を濡らし、厳しい鞭が欲しくて身悶えました。
そして奴隷契約書を取り交わした事で、ご主人様は僕にとって絶対的存在となりました。
女性を神のように崇め、その足元にひれ伏す快感。
美しき女主人様に身も心も支配され、牡奴隷として堕ちていく歓喜。
それまで、肉体的苦痛を与えられる事だけにしか、歓びを見いだせずにいた僕が、ご主人様の存在によって、精神的に支配される事こそがマゾヒズムの真髄だと気づかされたのでした。
ご主人様のご調教を受ける事は僕にとって仕事や日々の生活のモチベーションでもありました。 単なる性癖を超えて、生きる意味や歓びへと繋がっていったのです。
しかしリアルな奴隷になりたいと望んだ結果、一方では僕の中で様々な悩みや葛藤も生まれました。
それはファンタジーに陶酔していた頃には考えた事もなかった、現実的な苦悩でした。
ご主人様の事をもっともっと深く知りたい。 自分がどう思われているのかが気になって仕方がない。 ご主人様のM男の中で常に一番の存在でありたい。 どうすれば奴隷としてお気に入って頂けるのだろうか? ご調教以外でもお側にいる時間が欲しい。
それらの苦悩は、妄想ではなく実在する等身大の女性を崇めた証しなのかも知れません。
自らの感情を全て捨てて、女主人様に無条件で服従するのが本来の奴隷の姿でしょう。
しかし、僕は奴隷になりきれず、ご主人様に恋心を抱いてしまいました。
もちろんそれは、一般の男女が考えるような普通の恋ではありません。
ご主人様と対等な立場でお付き合いしたいとか、抱きたいなどという、愚かで不遜な考えを抱いた事は一度たりともありません。
憧れて、下から仰ぎ見ているだけの淡い恋心なのです。
その思いは、時にアイドルを見守るファンのようでもあり、高嶺の花に恋慕の情を抱く少年のようでもあり、師匠を尊敬して止まない弟子のようでもあり、教祖を神のように崇拝する信者のようでもありました。
その僕の思いをご主人様が知っていて下さる。
少しも嫌がらずにありのままの僕を受け入れていて下さっている。
それが僕とご主人様の主従関係なのだと思います。
僕はご調教の日が近づくといまだにソワソワと落ち着かず、ご主人様にお会いした時は緊張に打ち震えます。 5年前に初めてお会いした時と同じ新鮮な気持ちをいまも持ち続けています。
「会うとドキドキ、緊張するっていうのが女王と奴隷のベストな関係。でも今はそういうのを求めるマゾはムギ以外にはいないの。」とご主人様。
4ヶ月半の休養から復帰し、久しぶりにご調教をお受けした後、「私のSMの核はムギだって改めて思ったよ。」と仰って下さいました。 奴隷にとって何よりも嬉しく、身に余るお言葉です。
そのお気持ちに少しでも報いるために、ご主人様の為に誠心誠意を持って尽くし、頑張っていきたいのです。
エゴマゾだった僕に、女性を崇める歓びを教えて下さったご主人様には本当に感謝しています。
ご主人様に精神的にかしずく事で、心の安らぎを覚える自分がいます。
今年の奴隷記念日は、ご主人様と僕にとって一つの節目となる大切な日です。
昨年は奴隷にあるまじき行動をとって、ご主人様を失望させてしまいましたが、当日はご主人様の厳しい鞭打ちを無制限に頂いて身体を清め、禊としたいと思います。
ご主人様との主従関係をより強固なものにする為、奴隷の生涯を捧げる新たな儀式を執行う準備を、ご主人様主導の元、進めて頂いています。
その日僕は、ご主人様の新たなる洗礼を受けて、今度こそ間違いなくヤプーダムに昇りつめる事が出来ると思います。
「汝我の畜生天(ヤプーダム)における新しき生を祝福す」
奴隷契約書を交わしてから、8月26日で丸3年。
お印(焼印)を頂いてからは、丸2年の歳月が経過する事になります。
時の流れの速さを感じます。
僕にとって、こんなにも長く親しくお付き合いさせて頂いている女王様は初めてですし、もちろんこれからも、ご主人様さえよろしければ死ぬまで女王様と奴隷の関係であり続けたいと願っています。
初めてご主人様とお会いした時の衝撃は、今でも忘れません。
「世の中にこんなにも清楚で可愛らしいSMの女王様が、いらっしゃったんだ!」と感激したのです。
以来、ずっとご主人様の虜です。
過去に、このブログで「清純派だ!」「アイドルみたいに可愛いらしい!!」と何度も書いたら、数名の方にご主人様が誰であるか当てられてしまいました。
それだけSMの女王様としては希少なタイプの女性なのだと思います。
僕もそれまでご主人様のような女王様には、出会った事がありませんでした。
もちろん容姿が可愛いだけでなく、性格も柔和でお優しく、M男にも細やかな心配りをして下さる素敵な女性です。
調教時には、厳しい表情をされる事もありますが、普段はとてもにこやかです
ですから厳格でキツイご性格の女王様を望んでいるM男性には受けが悪いかもしれません。
その優しげな容貌から、SMクラブに在籍していた時は、ソフト嗜好のお客さんばかりに指名されていたようです。
しかし、優しいお顔の奥に秘められたサディスティンとしての資質は、僕が過去にお会いした二百余名の女王様のどなたよりも素晴らしいものでした。
お好きなプレイは鞭やケインなどの打撃系。 お望みのプレイはカッティング。
血を見るのがお好きで、僕が流血するととても興奮されてお喜びになります。
そのギャップが、またたまらない魅力でもあるのです。
ご主人様は僕にとってSM歴30年にして唯一、主従関係を築かせて頂いた女王様です。
お店を離れて、女王様と個人的に交際させて頂くのも初めての経験でした。
だから余計に夢中になったのかもしれません。
様々なものを失って、どん底の時期にお会いした事も重なり、僕は現実から逃避するようにご主人様に傾倒していきました。
ご主人様は「お互いの孤独オーラが私たちを引き合わせたのかもね。」と仰いました。
ご主人様もお若くていらっしゃるのに、プライベートでは色々とご苦労をされているようです。
そうしたご経験が、他人への優しさや人間的な奥行きの深さに繋がっているのだと僕は理解しています。
かつて、僕にとってSMクラブは、抑えきれなくなった被虐的欲求を解消する為の場に過ぎませんでした。
女王様が女優であっても、マゾヒズムが予定調和であっても、そんな事は一向に構わなかったのです。
その快楽は刹那的で、日常生活とははっきりと区別されていました。
ところがご主人様の魅力に取り憑かれ、専属奴隷になりたいと願うようになった頃から、僕の気持ちは一変しました。
寝ても覚めてもご主人様の事ばかり考えるようになり、お会いしたくて寂しさに枕を濡らし、厳しい鞭が欲しくて身悶えました。
そして奴隷契約書を取り交わした事で、ご主人様は僕にとって絶対的存在となりました。
女性を神のように崇め、その足元にひれ伏す快感。
美しき女主人様に身も心も支配され、牡奴隷として堕ちていく歓喜。
それまで、肉体的苦痛を与えられる事だけにしか、歓びを見いだせずにいた僕が、ご主人様の存在によって、精神的に支配される事こそがマゾヒズムの真髄だと気づかされたのでした。
ご主人様のご調教を受ける事は僕にとって仕事や日々の生活のモチベーションでもありました。 単なる性癖を超えて、生きる意味や歓びへと繋がっていったのです。
しかしリアルな奴隷になりたいと望んだ結果、一方では僕の中で様々な悩みや葛藤も生まれました。
それはファンタジーに陶酔していた頃には考えた事もなかった、現実的な苦悩でした。
ご主人様の事をもっともっと深く知りたい。 自分がどう思われているのかが気になって仕方がない。 ご主人様のM男の中で常に一番の存在でありたい。 どうすれば奴隷としてお気に入って頂けるのだろうか? ご調教以外でもお側にいる時間が欲しい。
それらの苦悩は、妄想ではなく実在する等身大の女性を崇めた証しなのかも知れません。
自らの感情を全て捨てて、女主人様に無条件で服従するのが本来の奴隷の姿でしょう。
しかし、僕は奴隷になりきれず、ご主人様に恋心を抱いてしまいました。
もちろんそれは、一般の男女が考えるような普通の恋ではありません。
ご主人様と対等な立場でお付き合いしたいとか、抱きたいなどという、愚かで不遜な考えを抱いた事は一度たりともありません。
憧れて、下から仰ぎ見ているだけの淡い恋心なのです。
その思いは、時にアイドルを見守るファンのようでもあり、高嶺の花に恋慕の情を抱く少年のようでもあり、師匠を尊敬して止まない弟子のようでもあり、教祖を神のように崇拝する信者のようでもありました。
その僕の思いをご主人様が知っていて下さる。
少しも嫌がらずにありのままの僕を受け入れていて下さっている。
それが僕とご主人様の主従関係なのだと思います。
僕はご調教の日が近づくといまだにソワソワと落ち着かず、ご主人様にお会いした時は緊張に打ち震えます。 5年前に初めてお会いした時と同じ新鮮な気持ちをいまも持ち続けています。
「会うとドキドキ、緊張するっていうのが女王と奴隷のベストな関係。でも今はそういうのを求めるマゾはムギ以外にはいないの。」とご主人様。
4ヶ月半の休養から復帰し、久しぶりにご調教をお受けした後、「私のSMの核はムギだって改めて思ったよ。」と仰って下さいました。 奴隷にとって何よりも嬉しく、身に余るお言葉です。
そのお気持ちに少しでも報いるために、ご主人様の為に誠心誠意を持って尽くし、頑張っていきたいのです。
エゴマゾだった僕に、女性を崇める歓びを教えて下さったご主人様には本当に感謝しています。
ご主人様に精神的にかしずく事で、心の安らぎを覚える自分がいます。
今年の奴隷記念日は、ご主人様と僕にとって一つの節目となる大切な日です。
昨年は奴隷にあるまじき行動をとって、ご主人様を失望させてしまいましたが、当日はご主人様の厳しい鞭打ちを無制限に頂いて身体を清め、禊としたいと思います。
ご主人様との主従関係をより強固なものにする為、奴隷の生涯を捧げる新たな儀式を執行う準備を、ご主人様主導の元、進めて頂いています。
その日僕は、ご主人様の新たなる洗礼を受けて、今度こそ間違いなくヤプーダムに昇りつめる事が出来ると思います。
「汝我の畜生天(ヤプーダム)における新しき生を祝福す」