奴隷願望の芽生え
ご主人様のストーリープレイは本当に素晴らしい!の一言に尽きました。
毎回、僕が持ち込むシナリオに合わせて役になり切り、変態の妄想をリアルに再現して下さいました。
演技も自然で、セリフも全てアドリブなのにたどたどしい所がなく、次々と口をついて出てくる事に驚嘆しました。 どちらかと言えば、ややハード志向な僕に対する責めも、絶妙なさじ加減で常に満足させて頂きました。
他の女王様では、中々こうはいきませんでした。
沈黙している時間が長過ぎたり、演技もやたらにオーバーで大根だったり、セリフも棒や噛みまくりでは興醒めしてしまい、途中でどうでもよくなってしまう事の方が多かったのです。 まあ相手は女優さんではないのでこれが普通なんですが。
ご主人様のストーリープレイがあまりにも見事だったので 「演劇でもやっていたのかな?」と思いましたが、観劇がご趣味との事だったので、そういう所で才能が培われていたのかもしれません。 それは本当に刺激的で濃厚な時間でした。
僕はご主人様の頭の回転の速さ、容姿の美しさ、厳しさと優しさの程良いバランス、そして普段のお人柄に惹かれどんどん、どんどん好きになっていきました。
やっと相性ピッタリの理想のS女性に出会える事が出来た!
プレイを重ねるうちに僕の中にご主人様に対する尊敬の気持ちが芽生え、それは次第に抑えきれない衝動へと変わっていったのです。
“この方の真の奴隷になりたい!"
「女王様と奴隷」 SMプレイの基本でありながら、なんとなくこの図式には馴染めなかったという事は前にも書きました。 お笑いやバラエティなどでも取り上げられる様にどこか滑稽な要素があるんですね。
広義に解釈すればこれもストーリープレイの一種と言えなくもないですが、どうせ非日常的な妄想なら、女性拷問官やサディスト女教師から拷問を受けたりする方が刺激的でした(笑)
それにたとえプレイとはいえ、それまで奴隷になりたいと思う様な女性にも巡り会えませんでした。
それでもSMクラブに通い始めた頃は、女王様の足元に跪き、命令に従ってハイヒールに口づけをしたりもしました。 SMのお約束ごとですからなんとなくそれに従っていたわけです。
しかし、それは形式的なもので、そこに女王様の人格に対する尊敬の気持ちはありませんでした。 まあ、皆無とは言いません。 美しい女性であればそれだけで充分敬意に値すると思いますので。
ただ、真の目的は女性から肉体的な苦痛を与えて頂く事でした。 僕のリビドーは女性から苦痛を与えられる事でのみ解放されていたのです。 主従関係や服従心という事にはあまり興味がありませんでした。
そんなわけで僕はプレイと言えば専らストーリープレイに執着し、それで満足してきました。
ただ、ご主人様との関係は少しずつ違うものになってきている… 僕の中にそんな自覚がありました。
そしてとうとうある時、僕の方からこう申し出ました。
「内容や進行は全てお任せしますので、一度ストーリー抜きの奴隷調教をして下さい。」
「最近になって貴女を女王様として感じてみたいと思うようになりました。 一度、奴隷として調教されてみたいのです。」…
お返事は「それはかなり新鮮ね。楽しみにしてるね。」
こうして僕はご主人様にプレイのイニシアティブを渡し、彼女に全てを委ねることにしたのでした。
(続きます。)
毎回、僕が持ち込むシナリオに合わせて役になり切り、変態の妄想をリアルに再現して下さいました。
演技も自然で、セリフも全てアドリブなのにたどたどしい所がなく、次々と口をついて出てくる事に驚嘆しました。 どちらかと言えば、ややハード志向な僕に対する責めも、絶妙なさじ加減で常に満足させて頂きました。
他の女王様では、中々こうはいきませんでした。
沈黙している時間が長過ぎたり、演技もやたらにオーバーで大根だったり、セリフも棒や噛みまくりでは興醒めしてしまい、途中でどうでもよくなってしまう事の方が多かったのです。 まあ相手は女優さんではないのでこれが普通なんですが。
ご主人様のストーリープレイがあまりにも見事だったので 「演劇でもやっていたのかな?」と思いましたが、観劇がご趣味との事だったので、そういう所で才能が培われていたのかもしれません。 それは本当に刺激的で濃厚な時間でした。
僕はご主人様の頭の回転の速さ、容姿の美しさ、厳しさと優しさの程良いバランス、そして普段のお人柄に惹かれどんどん、どんどん好きになっていきました。
やっと相性ピッタリの理想のS女性に出会える事が出来た!
プレイを重ねるうちに僕の中にご主人様に対する尊敬の気持ちが芽生え、それは次第に抑えきれない衝動へと変わっていったのです。
“この方の真の奴隷になりたい!"
「女王様と奴隷」 SMプレイの基本でありながら、なんとなくこの図式には馴染めなかったという事は前にも書きました。 お笑いやバラエティなどでも取り上げられる様にどこか滑稽な要素があるんですね。
広義に解釈すればこれもストーリープレイの一種と言えなくもないですが、どうせ非日常的な妄想なら、女性拷問官やサディスト女教師から拷問を受けたりする方が刺激的でした(笑)
それにたとえプレイとはいえ、それまで奴隷になりたいと思う様な女性にも巡り会えませんでした。
それでもSMクラブに通い始めた頃は、女王様の足元に跪き、命令に従ってハイヒールに口づけをしたりもしました。 SMのお約束ごとですからなんとなくそれに従っていたわけです。
しかし、それは形式的なもので、そこに女王様の人格に対する尊敬の気持ちはありませんでした。 まあ、皆無とは言いません。 美しい女性であればそれだけで充分敬意に値すると思いますので。
ただ、真の目的は女性から肉体的な苦痛を与えて頂く事でした。 僕のリビドーは女性から苦痛を与えられる事でのみ解放されていたのです。 主従関係や服従心という事にはあまり興味がありませんでした。
そんなわけで僕はプレイと言えば専らストーリープレイに執着し、それで満足してきました。
ただ、ご主人様との関係は少しずつ違うものになってきている… 僕の中にそんな自覚がありました。
そしてとうとうある時、僕の方からこう申し出ました。
「内容や進行は全てお任せしますので、一度ストーリー抜きの奴隷調教をして下さい。」
「最近になって貴女を女王様として感じてみたいと思うようになりました。 一度、奴隷として調教されてみたいのです。」…
お返事は「それはかなり新鮮ね。楽しみにしてるね。」
こうして僕はご主人様にプレイのイニシアティブを渡し、彼女に全てを委ねることにしたのでした。
(続きます。)