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奴隷契約書

セヴェリーンが美しき未亡人ワンダとの間に取り交わした、彼女の奴隷となる為の契約書。

 それまで主従関係にはほとんど無関心だった僕でしたが、ご主人様の足元に跪き奴隷になることを許された瞬間から、この「毛皮を着たヴィーナス」の主人公に倣って、奴隷契約書を取り交わしたいと思うようになりました。 これまで200名以上のS女性とプレイを重ねてきて、ここまで思いつめたのは初めてでした。 また、かつてこれほど真摯な気持ちで女性と向かい合った事もありませんでした。

 もちろん現実社会において法的な有効性はありませんが、僕の奴隷としての決意とご主人様への絶対服従を誓い、二人の間で取り交わす約束事として書面にしたためておきたいと思ったのです。 SMクラブの客から真の奴隷へと堕ちて行くことを望んだ僕を、特別のものとして受け入れて下さったご主人様には感謝に堪えません。

 最初、ご主人様に何気ないそぶりで奴隷契約書についての提案をメールした時は、特に反応は頂けませんでした。 ところが次の調教時に用意しないで行くと、ご主人様から「今日は奴隷契約書は持ってきたの?」と聞かれたのです。 「用意してきませんでした」とお答えすると「どんな内容かとても楽しみにしていたのに…」と残念そうなお顔をされました。

(しまった!!ご主人様の方は受け入れて下さる準備が出来ていたのに…)
もう、こんなところからダメダメ奴隷な僕なのです。


 帰宅すると僕は早速、次回の調教に間に合うように奴隷契約書の草案を練り始めました。
 
 特殊な契約書なのですぐに使えるようなテンプレートやフォーマットの類はありません。
 僕はマゾッホと夫人の奴隷契約書や、ネット上で公開されている数少ないサンプルを参考にして、試行錯誤しながらも出来るだけオリジナルの条文を考えました。
 ご主人様の不利益になる事だけは一切書かない様に、この一点だけは特に配慮しました。
 
 草案が出来上がり、何度か修正や加筆を加えた上で、パソコンに条文を打ち込んでいく作業はとても興奮しました。
股間に手をやり、何度も作業を中断しつつ……僕の思いを込めた奴隷契約書が完成を見たのは次の調教日の前日でした。

 こうして全3枚 、全23条からなる奴隷契約書を2通分用意して僕は翌日のご調教に臨んだのです。

2013年8月26日、準備を整え調教場所のホテルへと向かう僕。
前夜も興奮して寝付かれなかった上、朝からソワソワしっぱなしで落ち着きません。 駅のトイレで、すでに、はしたなくもカウパー腺液が滲んでいることを確認しました。

どんだけ興奮してるんだよ!?俺

 ホテルでご主人様のご到着をお待ちしている間も、興奮と緊張で心臓は早鐘のように鳴っていました。 全裸で平伏している玄関先の床には、汚汁がポタポタと垂れています。

いや、受験や面接の時ですらこんなに緊張したことはありませんでした。

 程なくご主人様がご到着され、緊張でしどろもどろのご挨拶を済ませてお着替えを待つ僕。
ご主人様はこの日、新調したばかりのケインの試し打ちをとてもお楽しみにされているご様子です。

そして準備が整い、いよいよ奴隷契約を締結する瞬間が来ました。

「今日はいつもよりずっと興奮してるのね…おまえが私の物になる日だものね」
「さあ、おまえの契約書を私の前で読み上げなさい!」

 僕はベッドに腰掛けるご主人様の足下で正座し、契約書のもう一通を手渡してからゆっくりと条文を読み上げていきました。 緊張とは裏腹に一度もつっかえることもなく、意外なくらい滑らかに読み上げていくことが出来ました。
 自分の真剣な思いと願いがご主人様に伝わるように、ひたすら気持ちを込めて読み上げました。 また、今後の奴隷としての生活に思いを巡らせながら、言葉の重さを一つ一つ噛み締めていました。

 お手元の契約書をご覧になりながら、ひとつずつ条項を確認し頷かれるご主人様。
ご用意頂いた濃いめのルージュを可憐な唇に引かれます。

そして、全ての条項を読み終えて一息ついた僕の目を真剣な眼差しで見つめ、柔らかく微笑んで「本気ね?」と一言。

 僕は「はい!本気です!!」とお答えしなければいけないのに「頑張ります!」とトンチンカンなお返事をしてしまいました。 もう本当に自己嫌悪です。。。


 その後、お互いの意思を確認した上で、まずご主人様が2通分の契約書に署名してキスマークで押印して下さいました。続いて僕も署名。 震えることなく、しっかりとした字を書くことができたのでホッと胸を撫で下ろします。

 そして、ご主人様は真の奴隷になる為の証として、僕の下の毛をハサミとカミソリで全てお剃りになられます。

 僕は奴隷にして頂いた歓喜と初めての剃毛に興奮し、感極まって泣いていました。 ご主人様にお声をかけて頂きながらも泣きじゃくる僕。 丁寧に隅々まで剃って頂き、奴隷に相応しい幼児のようなツルツルの股間にして頂きました。

 僕は無防備な状態で全てをご主人様の前に晒し、恥ずかしさに身悶えていました。
プレイ慣れして長い事、羞恥心すら忘れていた僕にそれを思い起こさせて下さったのもご主人様でした。
何もかもが今まで出会ったS女性の方達とは違っていました。


 さて、いよいよ奴隷契約の儀式も最終段階を迎えました。 僕が2通の契約書に押印した時点で全てが完了し、僕は奴隷としての新たなスタートを切るのです。

 ご主人様は僕のペニスをその柔らかく美しい手で包み込まれます。

 そして…亀頭を貫く鋭い痛みと感触で僕は絶叫を上げました。 

呼吸も上手く出来ないくらい興奮している僕の横で、絞り出された真紅の液体にご主人様も興奮されているようです。 真っ赤に染まった僕の亀頭に契約書を押し当てるご主人様。

 こうして奴隷の亀頭を形どった血印が書面に押されて、僕は晴れてご主人様の所有物となったのでした。

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契約事項に関してはご主人様と僕の特定秘密です(笑)

今後はSMプレイでは無く真の奴隷調教です。 僕はご主人様の奴隷としてどこに出しても恥ずかしくない様、一から躾け直して頂くのです。

 署名、捺印が終わると用意された真新しい貞操帯が僕の下半身に装着されました。
 
 今後、排泄時を除いてペニスに触れることは一切厳禁です。射精は調教時にご主人様のお慈悲でのみ許されます。
勝手に禁を破ると亀頭を縦に串刺し、尿道を2本にされる事に同意致しました。 これはご主人様が考えられた奴隷への罰則です。

こうして儀式は滞りなく終わり、ご主人様に身も心も支配された僕は奴隷としての第一歩を踏み出したのでした。

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お灸地獄変

一日遅れのクリスマス調教を受けてまいりました。

ぼっちの寂しいクリスマスを過ごした僕は、ホテルの部屋の玄関で土下座して、ワクテカ気分でご主人様のお出ましをお待ちしていました。 ところがこの後、そんな楽しい気分も一気に吹っ飛ぶ、思いも寄らぬ事態が待ち受けていたのです。 いや全て僕の至らなさが原因なんですけどね…

前回の調教時にご主人様から、お気に入りのお店で購入されたという焼き菓子を頂きました。
しかも調教中にお腹を空かされたご主人様が、一口かじった歯型&唾液付き!\(^o^)/

このプレミアム焼き菓子を有頂天で自宅に持ち帰り、美味しくいただいたまではよかったのです。 ところがその後、お味の感想やお礼のご報告メールを怠るという奴隷にあるまじき大失態で、ご主人様の大変なお怒りを買ってしまっていたのでした。 調教当日、ご主人様からご指摘を受けるまで気がつかないダメ奴隷の僕。。。

「ありえないっ!恋人同士なら別れ話しになるような大問題だよね!?」激おこプンプンなご主人様。
「大変申し訳ございませんでした!! どうかお捨てにならないで下さい…・°°・(>_<)・°°・。」
ただただ平伏してお詫びするしかありませんでした。 2年間ご主人様に恋い焦がれて、やっと専属奴隷として認めて頂いたばかりなのに…

 本来なら「天の介謹製五つ星ハード」の凶悪一本鞭で、思いっ切り打ち抜き100発の刑に処せられるくらいの大罪です。 ところが僕は、近日中に健康診断を控えている為、今回はあまり酷い鞭痕を残せません。

 そこでお仕置きとしてペニスと玉に合計100個のお灸をすえられる事になりました。
竿に40個、玉袋に40個、亀頭に20個ずつ…
もちろん温か気持ちいい千年灸などマット付きの生ヌルい物ではなく、泣く子も黙るモグサ直焼きのハード仕置きです。

 園児の頃、恐怖に慄いた悪夢が蘇ります。 反面、僕のM性癖の原点なのでちょっと胸熱。(覚醒の項参照)
足を閉じられない様に鎖で拘束された無様な体勢で、ご主人様の前にペニスと玉を晒します。

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 目の前に大量のもぐさとお線香が用意され、覚悟を決めた僕のペニスの先端からは、何やらヌルヌルといやらしい汚汁が糸を引いています。 これから本気のお仕置きを受けるのに、なぜか期待しちゃってるマゾの深い業。

白魚のような美しい指で捻られたモグサが玉袋に直に貼り付けられます。

「mugiは悪い子だから私がたっぷりと懲らしめてあげないとね…」

僕はお線香を持つご主人様の指先をウットリと見つめていました。すでに被虐の快感に酔いしれていたのです。

美貌の女性からペニスにお灸をすえられる甘美な妄想の実現!

しかし、それは僕の甘い期待を吹き飛ばす、想像を絶する熱さでした。
みるみると真っ赤に燃え上がっていくモグサの火が、皮膚を焼き始めるとすぐに現実に引き戻されました。

「ぐわああァァあづいぃ~お許しくださあぁいぃい」

あまりの絶叫に、自分でも「ホテルの従業員が聞きつけて飛んでくるのではないか」と危惧したほどです。 しかし、ご主人様はそんな事は全く意に介さず、次々ともぐさを捻っては乗せ、容赦無くお線香の火で点火されていきます。

「フフ、これからはmugiが礼儀正しい、いい子になります様に…」

 喜々として目を爛々と輝かせ、声も弾んでいてとても楽しそう♪
対する僕は「鈍感な玉袋ですらこの熱さ…亀頭にすえられたらどうなってしまうんだろう…」と恐怖に打ち震えています。

ジリジリと肉を焼き焦がす匂いがご主人様の食欲を刺激するのでしょうか?
ご主人様は「玉が縮み上がっていくぅ…焼肉みたいー」とか「ウフッ、ホルモン焼いてるみたいー」とか呑気な事を仰っています。

 玉袋にすえるスペースが無くなると次は竿の番です。 まるでキリで穴を開けられているような強烈な熱さと痛みが襲います。 さらに裏筋には2つ3つとまとめて点火。

「アチチチチ、もう2度と粗相はいたしません~~~ひぎゃあぁぁぁ いい子になりますぅうぅう~~!!」

 目に涙を浮かべ、両拳を握り締めて、歯を食いしばって熱さに耐えている僕の姿を見て、ご主人様は次第にごきげんを取り戻してくださいました。

 竿の周囲をぐるりと一周すると、いよいよ恐れていた亀頭へのお灸です。 すでに息も絶え絶え、泣き叫びすぎて喉の渇きを訴える僕に聖水のお慈悲を下さり、再びお仕置き再開。

 さすがに亀頭のお灸は熱さも別格でした。 まるでラジオペンチでつままれて引き千切られるような強烈な痛み。男の1番敏感な部分にも何のためらいもなくお仕置きを遂行するご主人様。 しかも残酷な事をしながらも、終始笑顔を絶やさず本当にお可愛らしい。

このサディスティックな天使に、僕は魂を抜かれたようにメロメロなのです。

 亀頭部分の焼け痕に残ったもぐさの黒い燃えカスがまるでテントウ虫の斑点模様の様になりました。 すると、ご主人様が「悪いテントウ虫め!2度と羽ばたけない様にしてやる」とお茶目な事を仰るので思わず泣き笑い。

 そして残すところ最後の10個は顔面騎乗での執行となりました。 ご主人様の高貴な部分を感じながら、痛みが緩和されるかと思いきや、亀頭先端の一番敏感な部分へのお灸でしたのでそんな余裕はありませんでした。 カリ首や尿道口にまで容赦無くすえられ、ご主人様のお怒りの深さを痛感しました。

2013-12-28 01.23.08
↑お仕置きの翌日のペニスの状態です。火ぶくれが目立ってきました。

 6時間の調教の内、1時間半ほどがこのお灸のお仕置きに費やされました。 しかし、厳しいお仕置きはご主人様の愛情です。

ご主人様、本当にゴメンなさい。今後、mugiは礼儀正しい、いい子になりますのでこの度の件は何卒お許し下さい。

 しかし…僕はやはり救いようのないマゾです。あんなに泣き叫んで苦しんだのに一日経つと、もう体がご主人様のお仕置きを欲しがっているのですから…

 この日は一日遅れのクリスマスパーティだったので、ご主人様の禁断の果実や聖水入りビール、手作りマフィンの咀嚼物などを振舞っていただきました。

 そしてこんな粗相をしたmugiに、なんとその日着用したご愛用のボンデージワンピと生下着までプレゼントして下さったのです!

“本当にありがとうございました!大切な宝物です。mugiはご主人様にお仕えできて世界一幸せな畜奴です!”

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奴隷になった日

2013年、初夏。
その日 僕は初めて、奴隷にして頂くべく、ご主人様の足元に跪きました。


最初にお会いしてからほぼ2年の歳月が経過していました。

額を床に擦り付け「ご主人様の奴隷としてお仕えさせて下さい。ご主人様の物になりたいです!」と真摯に懇願しました。

緊張で口の中が乾き、息も荒くなっていましたが、芝居じみていて抵抗があった“奴隷のご挨拶”も素直に口にする事が出来ました。 ご主人様は慈悲深い笑みを浮かべ、物静かな口調で僕を迎え入れて下さいました。

そして僕の喉の渇きを察して頂いたのでしょうか、すぐにお唾を垂らして頂きました。
口で受け止めることが出来ないと「お前には必死さが足りないわ! 床に落ちたのを舐めとってもらっても嬉しくないの」と思い切り、ビンタで叱責されました。 その後、大量の聖水を頂き、一滴も零さないように必死で飲み干しました。

ストーリープレイでは拷問や処刑の執行人役に徹して、厳しい表情や口調で責められる事も多かったのですが、奴隷調教は終始にこやかな笑顔で行なわれました。 粗相ばかりの僕は時に厳しく叱責される事もありましたが、ご主人様はすぐに笑顔に戻られました。

しかし、その穏やかな表情に反して調教の内容はこれまでより一層厳しいものでした。 奴隷の心得を全く理解していなかった僕を一から躾け直して下さったのです。

奴隷にして頂く記念にと献上した新しい一本鞭で、気を失いそうになるまで打ちすえて頂き、身体に幾条もの鞭痕が浮き出ているのを見て僕は幸せを噛み締めていました。

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局部に何度もタバコの火を押しあてられて泣き叫ぶ僕にご主人様は
「我慢して…私の為に。」「私の為なら耐えられるでしょ?」と優しいお声で囁かれます。
こう言われたら奴隷は「ハイ!もちろんです」とお応えするしかありません。 タバコの火が玉袋で揉み消されました。

私の為に… なさい。 この一言に支配する者とされる者の関係がハッキリと示されています。 僕は忠誠心を試されているのでした。

「中途半端な子は必要ないのよ」とご主人様。

 弱音を吐いたら奴隷失格の烙印を押されてしまいそうで、必死にがんばるしかありません。
僕はお許しを乞う言葉を封印し、歯を食いしばりながら「幸せです。ありがとうございます」と繰り返していました。

 脳内にアドレナリンが駆け巡っているようでした。肉体的苦痛に加え精神的な高揚感もあり、何か突き抜けた様な感覚を味わっていたのです。

 そして興奮のあまり、オモチャを集めるのがご趣味のご主人様に「“壊しても構わないオモチャ”として僕もコレクションの一つに加えて下さい。」などと言ってしまいました。

 本当に“壊しても構わないオモチャ”を与えられた子供の様に、無邪気な笑顔で思う存分遊んで頂きました。
ホテルの部屋中にご主人様の楽しそうな笑い声と僕の悲鳴や泣き声が交錯していました。

 ストーリープレイのメニューにはなかった、全身のマッサージ奉仕などもお許しを頂ける様になりました。
又、今まで希望しても叶わなかった特別な調教も施して頂きました。

 ご主人様から頂いた貴重な4時間はあっという間に過ぎ、初めての奴隷調教は滞りなく終了しました。
部屋にはボロボロにされながらも、辛うじて壊されるのだけは免れたオモチャが転がっていました。

 ご主人様には、到底ご満足いただけたとは思えませんが、僕は奴隷としての第一歩を踏み出せた事に言い尽くせない喜びを感じました。
 
 そして美しい女性に隷従する事でこんなにも精神的に満たされ、幸福感に包まれる事にも驚きを感じていました。

 「今まで僕がやってきたSMは何だったんでしょうか…」思わず呟いた僕にご主人様は「それもお前にとって必要な時間だったんじゃない?」と仰られました。

 ご主人様のストーリープレイは一級品でしたが、それはあくまでもプレイの範疇で、真の奴隷調教とは別物だということがよくわかりました。

 長年SMをやっていながら全く理解出来ていなかった事…
“主従関係こそがSMの真骨頂”だという事を、このたった一回の調教で理解する事ができたのです。

(奴隷契約書の項に続きます)

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奴隷願望の芽生え

ご主人様のストーリープレイは本当に素晴らしい!の一言に尽きました。

 毎回、僕が持ち込むシナリオに合わせて役になり切り、変態の妄想をリアルに再現して下さいました。

 演技も自然で、セリフも全てアドリブなのにたどたどしい所がなく、次々と口をついて出てくる事に驚嘆しました。 どちらかと言えば、ややハード志向な僕に対する責めも、絶妙なさじ加減で常に満足させて頂きました。

 他の女王様では、中々こうはいきませんでした。
沈黙している時間が長過ぎたり、演技もやたらにオーバーで大根だったり、セリフも棒や噛みまくりでは興醒めしてしまい、途中でどうでもよくなってしまう事の方が多かったのです。 まあ相手は女優さんではないのでこれが普通なんですが。

 ご主人様のストーリープレイがあまりにも見事だったので 「演劇でもやっていたのかな?」と思いましたが、観劇がご趣味との事だったので、そういう所で才能が培われていたのかもしれません。 それは本当に刺激的で濃厚な時間でした。

 僕はご主人様の頭の回転の速さ、容姿の美しさ、厳しさと優しさの程良いバランス、そして普段のお人柄に惹かれどんどん、どんどん好きになっていきました。

やっと相性ピッタリの理想のS女性に出会える事が出来た!

プレイを重ねるうちに僕の中にご主人様に対する尊敬の気持ちが芽生え、それは次第に抑えきれない衝動へと変わっていったのです。

“この方の真の奴隷になりたい!"

「女王様と奴隷」  SMプレイの基本でありながら、なんとなくこの図式には馴染めなかったという事は前にも書きました。 お笑いやバラエティなどでも取り上げられる様にどこか滑稽な要素があるんですね。 

 広義に解釈すればこれもストーリープレイの一種と言えなくもないですが、どうせ非日常的な妄想なら、女性拷問官やサディスト女教師から拷問を受けたりする方が刺激的でした(笑)

 それにたとえプレイとはいえ、それまで奴隷になりたいと思う様な女性にも巡り会えませんでした。

 それでもSMクラブに通い始めた頃は、女王様の足元に跪き、命令に従ってハイヒールに口づけをしたりもしました。 SMのお約束ごとですからなんとなくそれに従っていたわけです。
 
しかし、それは形式的なもので、そこに女王様の人格に対する尊敬の気持ちはありませんでした。 まあ、皆無とは言いません。 美しい女性であればそれだけで充分敬意に値すると思いますので。
 
 ただ、真の目的は女性から肉体的な苦痛を与えて頂く事でした。 僕のリビドーは女性から苦痛を与えられる事でのみ解放されていたのです。 主従関係や服従心という事にはあまり興味がありませんでした。

 そんなわけで僕はプレイと言えば専らストーリープレイに執着し、それで満足してきました。

ただ、ご主人様との関係は少しずつ違うものになってきている… 僕の中にそんな自覚がありました。

そしてとうとうある時、僕の方からこう申し出ました。

「内容や進行は全てお任せしますので、一度ストーリー抜きの奴隷調教をして下さい。」
「最近になって貴女を女王様として感じてみたいと思うようになりました。 一度、奴隷として調教されてみたいのです。」…

お返事は「それはかなり新鮮ね。楽しみにしてるね。」

こうして僕はご主人様にプレイのイニシアティブを渡し、彼女に全てを委ねることにしたのでした。

(続きます。)

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プロフィール

mugi

Author:mugi
踏みつけられて、より強く丈夫に
育つムギの様でありなさいと
ご主人様が付けて下さった奴隷
名です。なんという素晴らしい
ネーミングセンス!
しかも音の響きも可愛らしい。
ビールが大好物の僕にピッタリ!
とても気に入っています(*^o^*)
馬派(苦痛)・犬派(奉仕)・豚派
(便器)全てのM性癖を持ち合わ
せたオールラウンダーな変態を
目指しています。

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